Oculus Quest購入したので、他のVRと比べてみた

Oculus Quest買いました

社内制度を使って、9連休。今週はずっとお休みです。

本当は悪魔城ドラキュラシリーズ大好きなのでBlood Stainedを購入しプレイ漬けになるつもりだったのですが、コンシューマ版が発売延期…IGAAAAAAA

 

時間もお金も浮いたので、ちょっと気になっていたOculus Questを衝動買いしました。

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Oculus Quest

Oculus Questをご存知ない方のために他のVRと何が違うの?という点をご紹介します。

 

VRは主に3種類

Oculus Questは、いわゆるスタンドアロン型と呼ばれるVRです。

 

VRは主に3種類あり、

に分けられます。

 

PCやゲーム機に接続するタイプは最も高品質な代わりに、PCとVR本体の初期投資で20〜30万円程度しますし、基本的にPCとケーブルで繋がっているので、動き回る時に少し気になります。

 

スマホ型は一番安価(数百円〜1.5万円程度)ですが、スマホのスペックによって体験品質が大きく左右されますし、これら3種類の中では最も品質は低いです。

また、強力な発熱を伴うことが多く、DaydreamやGearVRを何度かプレイしたりソフトを開発していましたが、15分ほど連続使用するとクールダウンのためにゲームを中断して冷やす必要がありました。

 

スタンドアロン型はケーブルを必要とせず、スマホを差し込んだりする必要もなく単体で動作します。値段・品質ともに上記2つの中間で、3〜5万円が主な価格帯でしょうか。

 

ここがスゴいよOculus Quest

  • スタンドアロン型なのでケーブル無し
  • 6DoF(首の向きだけでなく、頭の高さや体の位置をトラッキング
  • 49,800円(64GB)/62,800円(128GB)という価格帯
  • Oculus Touchコントローラー2つで、握る・投げる等の動作が可能

VR界隈から3年ほど離れていたので、ここまで来たか…という感想です。

 

特に6DoF+スタンドアロンVR浸透において必須だと感じているので、大きな魅力。

旧式の3DoF(顔の向きだけトラッキング)だと、どうしても「座って周囲を眺めるだけ」の映像やゲームになって没入感が削がれますし、周囲にカメラを置いてトラッキングする方式だと、日本の狭い部屋ではなかなか実現しづらいです。

VRヘッドセットを被りコントローラー2個持つだけで、周囲を眺めたりフィールドを歩き回れるのはすごく魅力的。

 

これで5〜6万と、少し頑張れば手が出せる金額になったのは素晴らしいです。

 

他のVRに比べて

筆者が今まで体験したことあるVRですが、

あたりです。

DK2はもう5〜6年前で記憶が定かではないので割愛。

CV1は出始めの頃に体験しましたが、メガネが入らなくてあんまり凄さがわからなかった記憶しかないですw

 

Viveは体験会で使ったり、大阪のVR ZONEで数ゲーム体験するのに使いました。

3D空間を自由に歩けるのは初体験した時感動しましたね。Viveは映像クオリティも高く、6DoFに初めて対応したハイエンド機だった記憶があるので素敵だと思います。メガネが(キツいながらも)入るのも、Goodポイント。

ただしケーブルがゴツくて結構邪魔なんですよね…

 

GearVRは唯一アプリ開発経験があります。3年ぐらい前にUnityで作っていましたが、GearVRの開発記事がほとんど無くてめちゃくちゃ苦労した記憶が。

良くも悪くもGalaxyしか対応していない影響で、スマホVRの中では品質が高く安定していました。

ただし熱問題は厳しく、15分ごとぐらいに外して冷まさないとプレイできなかった記憶。今のGalaxyだとそうでもないのかな?

 

Daydreamは対応機種が限られていたのが非常に残念で、ストアがほとんど盛り上がっていなかった記憶。思い切ってGalaxyしか対応していないGearVRに比べるとハードもソフトも中途半端な印象で、あまり楽しめないうちにDaydream対応の10万円超スマホを壊し、そのままフェードアウトしました。

 

ハコスコは間口を広げるため、という感じですね。

GearVRやDaydreamのように端末がVR正式サポートしているわけではないので、トラッキングに対するレイテンシ(遅延)が大きく、かなり酔いやすかったです…。

 

そしてOculus QuestをこれらVRと比べるとどうだったか。

クオリティはOculus RiftやViveに比べると当然落ちてしまいますが、スマホVRよりは安定して高いクオリティですし、何より発熱するものの強制冷却タイムが設けられることも(現時点では)無く、快適にプレイできます。

 

Steamに対応していないのでガチなVRゲームを求めるとどうしてもPCやPS4と接続するタイプ一択になるものの、比較的高いクオリティのVRを気軽にプレイするには最適ではないでしょうか。

 

最後に

現時点で「買い」か?と聞かれると、

  • VR開発に興味があり、プレイにも興味がある人
  • 体を動かすVRを体験してみたい人

にはオススメです。

私は前者なので、WebVRでアプリ開発に挑戦してみようかと思います。

 

現時点でストアに50本程度しかゲームが無く、今までのOculusストアと異なり審査も厳しいようですので、もう少しアプリが出揃ってから購入しても良いかもしれません。

 

技術記事は、qiitaに投稿しようかと思います。

ゲームの体験レポは、もしかしたら明日以降書くかもしれません。