能力の掛け算
エンジニアとして働きつつ、マネージャーとしても働いていると、様々な能力を上げる必要性を感じます。
例えば
- 人のマネジメントに関する知識
- マーケティングについての知識
- アカウンティングの知識
等…
更にエンジニア以外の職種メンバーのマネジメントも任されるようになると、その職種のことも学んだ方が良いのでは?と思うようになります。
そしてこういった知識をどんどん学んでいると、徐々に不安に駆られます。
エンジニアとして技術力向上できていない気がする…これはマズいのでは?
マネージャーであれば技術力を追い求める必要性は薄い、と思われるかもしれませんが、実はかなり大切です。
例えば自分に技術力がないと、メンバーの技術に関する提案を正しく理解し経営陣への結節点として役目が果たせず、メンバーの成果を評価することもできません。
中途採用の選考においても、技術力の高さを正しく評価できず採用に結び付けられなかったり、採用しても給与の不公平感/不満感に繋がる可能性があります。
じゃあどうすればいいのか?
ですが、置いてけぼりにならない程度に技術を学びつつ、今学ぶべきことに集中する
ようにしています。
前に書いたように、ブログ週2投稿を「Qiita週1投稿+ブログ週1投稿」に切り替えたのもその一環です。
そもそもエンジニアリングマネージャーとしての役割も
技術力×マネジメント能力の掛け算として捉えると、それだけで希少価値です。
技術力に特化した人材も貴重ですし、マネジメント能力に特化した人材も貴重です。
が、両方を兼ね揃えている人は少ないです。
エンジニア組織を束ねるマネージャーがエンジニアであることが世の中的にも多いですが、どちらの能力も持っているからこそ評価・重宝される部分があると思います。
更にここに経営スキルや英語力、他職種マネジメント能力等を掛け合わせていくことで、さらに希少性と人材としての魅力が増します。
これはマネジメント能力だけに限らず、あらゆる能力において言えることかと思います。
- エンジニアとしての技術力×英語力
- エンジニアとしての技術力×デザイン力
- エンジニアとしての技術力×情報収集力
- エンジニアとしての技術力×コミュニケーション力
- …
そしてそれら能力を、「知っている」レベルではなく「分かっている」「できている」段階まで進めて仕事で発揮できれば、チームや会社、世の中にとっても価値を発揮できるようになります。
エンジニアとして、ただひたすらに技術力のみ向上させていくと、世の中には自分より優れた人が無数にいます。
自分の好きだったり得意な軸を伸ばし、掛け算で貢献していってみてはいかがでしょうか。